南谷桂子さんの隣人祭り

フェット・ド・ラ・ミュージック

2009年6月24日

6月21日は夏至。一年で一番、日照時間が長い日。そんな夏の訪れを祝おうとパリでは恒例の「フェット・ド・ラ・ミュージック」が開催されました。ロックからクラシック・民俗音楽までジャンルを問わずプロ・アマ混じって誰でもがウェルカム。アンバリッドを背景に“ノック・ノック・ア・ヘブンズドア〜♪”なんて歌う若者やオルセー美術館の前でひとりクラリネットでモーツァルトを吹く青年。(実はオルセー美術館内ではカート・マジュール指揮によるメンデルスゾーンのクラシックコンサートが開かれていたのです。でも残念ながら定員オーバーで入れなかった。涙!)普段は重い扉が閉まっているウルグアイ大使館もわざわざ本国からミュージシャンを呼んでみんなに開放。レンタル自転車ベリッブではしごしている人たちも思わず立ち止まって耳を傾けていました。まさにパリ中、ミュージッシャンで溢れかえった一夜でした。

これも隣人祭りと同じように、ひとりでも多くの人を外に出そう!という国民的イベントのひとつ。故ミッテラン大統領が当選するや否や、82年に彼の下で文化大臣をしていた国民的ヒーロー、ジャック・ラングが提案したこのフェスタ。いまでは海外にも輸出されて、現在では120ヶ国、NYやオーストラリアまで全世界350都市が音楽で結ばれています。改めて音楽には国境がないことを実感した夜でした。

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